MARK.S "Hand Knit Cardigan" (Beige)

Regular price ¥110,000
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Detail

MARK.S “HAND KNIT CARDIGAN” (Beige)

手動式横編み機、通称「手横」を用いて編み立てたニットカーディガン。

製造・開発には、ニットを中心に年間2〜3万着を手がける老舗の繊維専門商社が携わっています。

手横とは、編み手がキャリアと呼ばれる部分を手作業で左右に動かしながら、一段ずつ編み進めていく機械です。戦後、日本でニット生産が広がるとともに手横による製造も増加しましたが、人の手と時間を必要とすること、工業用ニットマシンが普及したことから、現在、日本国内で量産に用いられる手横はほとんど残っていません。

編み手は30代から70代まで在籍し、その中心となるのは経験豊かな60代の職人たち。サイズを正確に揃えながら編み上げるには、長年培われた感覚と高度な技術が求められます。衣類一着を完成させるまでに要する時間は、およそ20時間です。

使用しているのは、英国羊毛のダウン種が持つ豊かな膨らみを生かしながら、メリノウールの柔らかさを表現した、手紡ぎ調の紡毛ロービング糸。Beigeは糸そのものの温かみと奥行きを素直に感じられるカラーです。

襟を寝かせて着用すると、コーチジャケットのような佇まいに。襟元はボタンで閉じることもでき、着こなしや気温に応じて表情を変えられる仕様になっています。

カーディガンのリラックスした着心地と、ジャケットのような端正さを併せ持つ一着。手横ならではの柔らかな風合いと、手仕事の温もりを感じていただけます。

サイズは2サイズで展開されています。

MARK.Sの製品は、すべて日本国内で縫製されています。一部に海外のヴィンテージ生地やデッドストック生地、手織り生地などを用いることもありますが、ものづくりの根幹となる縫製は、一貫して日本で行われています。

着用スタッフ 173cm / 60kgでサイズ2を着用

素材
WOOL 100%
MADE IN JAPAN

size(表記):
2 (着丈63cm , 肩幅61cm , 身幅66cm , 袖丈58cm)

Brand:MARK.S (マークエス)

MARK.Sは、衣服を言葉や理屈で理解するのではなく、純粋な「感覚」で受け取ることを大切にするブランドです。

情報や説明が溢れる現代において、服は時に、実物に触れるよりも先に言葉によって語られすぎてしまいます。しかし、本当に心を惹かれるものに、理由や評価基準は必要ありません。

歴史を重ねた布や襤褸、長く愛されてきたヴィンテージウェアには、言葉だけでは伝えきれない美しさがあります。MARK.Sのものづくりは、そうした衣服と人との間に生まれる、極めて個人的で親密な感覚を追求することから始まりました。

デザイナー自らが世界各地から手織り・手紡ぎの布や、使われることなく残されてきたアンティーク、デッドストックの生地を収集。天然素材を中心に、それぞれの素材が持つ表情や歴史を生かしながら、日本国内で少量ずつ制作しています。

奄美大島に古くから伝わる泥染めでは、泥や樹皮、鉄分を豊富に含む土を用いることで、その土地の自然からしか生まれない、奥行きと揺らぎのある色彩を表現。また、生地によっては手織り機に近い旧式の織機を使い、時間をかけてゆっくりと織り上げられます。

そこにあるのは、効率を優先した大量生産とは異なる価値観です。素材を無駄にせず、時代に左右されることなく、着る人とともに変化しながら未来へと残っていく服をつくること。MARK.Sの一着には、デザイナーの美意識と、積み重ねられてきた時間の痕跡が刻まれています。

デザイナー自身の名前や経歴は公表されていません。それらの情報よりも先に、まずプロダクトそのものを見て、触れ、感じてほしいという考えによるものです。

ブランド名の「MARK」は、印、記録、痕跡、象徴を意味する言葉。「S」には、Special、Supremeという意味が重ねられています。

「デザイナーの記録/アーカイブ」。

MARK.Sという名前には、自らの美意識を一つの痕跡として衣服に残す、そんな想いが込められています。